オタク創作歴史バトン!
◎あなたの漫画、イラスト、小説等、オタク的創作の歴史を教えて下さい!


1.オタクの歩み(何だそりゃ)
もう既に紹介ページで書いています。
『四十五度もあるぞ!』
『嘘でしょ』
よほど興味がおありの方は一覧にしましたので宜しければご覧下さい。
飛ばす方は→へ。



(始)は、書(描)き始め。何年もにまたがって書(描)いています。
長編小説 短編小説 小説掌編 長編漫画 短編漫画 漫画掌編 ●完結 ○連作の場合一部完結      

一歳半くらいで、まん丸顔にどんぐりお目目、棒鼻と引き結んだ口の、誰かの似顔絵をカレンダーの裏に描いた。

おひめさまだとかを一生懸命に描いていました。
所構わず。
8〜9歳
8歳:『生命の楽園』きょうだいと一緒に、お人形遊びをしていて思いついた話を、小説として形にした(未完)。
9歳:『始めの一歩』推理小説(破棄)。ここに登場する人物が、後の作品でも出てきます。
『先生シリーズ』四コマ(結構友達に受けていた。そして行方不明に)。
『鏡の中の秘密』手帳に描いた長編(未完。しかも手帳を破棄)。
『風が私を呼んでいる』初めて作った歌。
10〜12歳(書き上げてから次の作品を書けよ……)
10歳:●『子猫シリーズ』幼いきょうだいの為の「寝る前のおはなし」シリーズ短編。内容は恐ろしく分かりやすいが、語るのは大変だった。
全作品の中で、内容を余り覚えていないにも関わらず、きょうだい達には今だにこれが一、二番を争う人気ぶり。経験って本当に恐い。読んでもらう為に作品を作り始めるきっかけとなった作品。
11歳:『ゴーストクラブ』(後出)構想だけで中身は書いていない。
○『春咲く町』(始)探偵もの連作。きょうだいと共に描く。すこぶる適当な探偵もの。
『時間旅行』(始)前述の『鏡〜』の登場人物を主人公に、似たような話を描く(未完)。
12歳:○『雪女』(始)妖怪が出てくる話。ここに登場する脇役が、後の物語で主人公になったりしています。
中学生:美術部。作品には余り関係ない。ワープロを使用し始める。
●『子猫シリーズ』全9話。実際に語ったのは、1話と2話、あと幻の一話分が加わった全3話。(文章版3話以降は非常につまらない。)
●『鬼婆』良くある昔話をワープロで打ち出したもの。ばーちゃんが妙に可愛いイラスト付き。(感熱紙のため破棄)
『(題名は公表できません)』友人たちと漫画を描く。影響を受けて、絵柄がかなり変わる。
『生命〜』をベースに大量に歌を作る。他にも、替え歌や、他の歌で、20曲は作ったと思う。この時の友人たちがいなければ、曲作りを続けることはなかったと思う。
●『世話好き』『始めの〜』のメンバーが登場する掌編。軽い怪談話。
●『標的』掌編。怪奇もの。
●『すれ違い』短編。あちこちから登場人物を集めてきた、番外編。
『春咲く町』(始)漫画の一話分のリメーク。挫折。
はやみねかおる氏の『亡霊は夜歩く』のプロローグ部分をこっそり漫画化(誰にも見せない)。版権ものはこれだけですね。
『名探偵(題名忘れました)』探偵が登場。事件が解決する前に破棄。
『ゆうれいのおひめさま』『子猫シリーズ』のように、新たに何か子供向けのものを考えたが、幽霊は子猫に勝てなかったので文章化せず。
●『A DREAM』死神の話。無茶な展開で完結。
『BRUE WIND』2、3ページで挫折した。風を操る「風の民」の話。同じようなパターンで『ドルフィン』『影』『墜落飛行体』などが出没。
『悪魔の切り札』構想のみ。トランプから抜け出たジョーカーが悪さをするという、ホラーなんだかコメディなんだか分からない。
(受験期は詩だか何だか分からないものを書き殴っています。)
●『白い空の果てに』非常に破滅的な短編(ちゃんと書くと長編)。この作品は、自分で読んでも良く分からない話ですが、後々まで影響が表れています。事実上中学時代最後の作品。
高校生。この時期は、書く仲間に囲まれていたので、とても幸せな環境でした。
『THE CLOSED WORLD』(始)軽いコメディーのはずが、大長編に……。朽ちかけた赤レンガの図書館におびただしい量の「正」史を残し、閉鎖された「世界」の少年少女の冒険。ノート三冊まで描いて、四冊目に入って放置。放置してから5年くらい経っているはず。画風がこの頃確定し、以後は変わっていません。この話何とか仕上げたいのですが、そのうちリメイクで描くかも知れません。
●『夢占人』初めて第三者に公開した作品です。最初から破滅的なストーリーでした(がっくり)。「むせんびと」と最初は読んでいましたが、父が「無銭か?」と言うので、後に書く時には「ゆめうらびと」と改名しました(未発表)。ワープロ最後の作品となりました。
●『ゴーストクラブ』構想がようやく実を結びます。学校の怪談風の短編ですが、伏線を回収しきれず、苦い思いをしました。『約束』の題で改稿中です。
●『Thundery Night』広義のミステリー掌編。親戚に「解説付けて」と言われたほどに意味の分からない話になってしまったのは、ページ数の都合でした。稲妻を待つ中学生と友人とナゾの少女の話。
『交差世界』構想のみ。『THE CLOSED WORLD』と同じ世界観です。自己投影の為ひねくれ主人公です。
●『五センチメートルの悪夢』『ゴーストクラブ』続編。『悪魔の切り札』の構想を使用。
●『落葉石』父上に発想はいいが中身がうーん、と評された短編。きょうだい受けは良く、シリーズ化しないのかと聞かれる。小さな町に相談所を構える青年が、石を探しに行く話。この話では余り生かされなかった舞台(世界)設定が、後々の物語成立に一役買った。
『TRUE FACE』「夕凪館」で連載中のものの原型です。基本設定は変わっていません。いや、明らかに怪盗が主人公でした。これに色んな構想を組み合わせて、今のになりました。登場人物は何倍かに膨らんでいます。うう。
『誰も知らない』
『山ノ神』『白い声』
『赤い帽子』『遺跡』『天使』
受験期に構想ばっかり思いつくのもどうかと思ったり。詩も書き散らしました(整理せにゃ)
高校卒業以降。
●『誰も知らない』抽象表現が多いと評された作品。「私」はある時、海岸で青年を助ける。『Thundery Night』姉妹編。
●『夕凪の宮』『山ノ神』の設定で描いた。保健医の「私」は、生徒の「夢」の話が気にかかっていたが。『Thundery Night』姉妹編。
●『トルク』きょうだい達がこぞって褒めた、というか面白がって読んでくれた作品。青桐兄弟デビュー編。ある一日。私自身はリメイクも考えたが、「あかん!」と、きょうだいに「断固として阻止」された。
●『雲の城』志怪小説風。ありがちな設定。「いかにも訳文」体で書いた。
●『廃墟にて』旅人と、砂の中の幻想。
●『ブラックハウス』電話の良くかかってくる家、真相は。
●『ドラッグ・アンド・ドロップ』電脳の反乱。怪しい題ですが怪しくありません。
本拠地ぼんにゅい。
●『補色残像』●『雲のゆくままに』
『ガムシロップ』『まっかな嘘』
『賢人の遺言』『笑み月』
『蒼の底で』『赤い月』
『麦藁帽子の男の子』『残影』
『補色残像』以外は掌編。『蒼の底で』は元はある物語の序章部分。『残影』は学業の先達と「研究対象の関係者と酒を酌み交わしたいなぁ」という会話から、その通りの話を書きました。
●『おとだまシリーズ』『おとだま』T〜W、おまけ一編、『リーフライ』『いつもの土曜日』
●『ろうそく屋シリーズ』(?)『死神とろうそく屋』『ろうそく屋と時計屋』元ネタはグリム童話ですが、かなりのコメディ。本編に当たる部分ができていないという……。
●『夢のなかの―白の女』夢占人誕生の話。
●『夢の切れ端』<dark chocolate>--T, U , V <half moon> <sunflower>軽い怪談。
「いとづきかかりて」
『Paper plane soldiers』(始)青桐兄弟もの。
『草神記』(始)連作短編。全部で長編。一応怪談。
「夕凪館」
『TRUE FACE』(始)説明に困る一品。別の物語の人びと(世界設定は同じなので、問題はないのだが)を加える。怪盗の変装が常態化し、描いても背景に紛れていたりする。基本の話の筋は変えてませんよ(ホンマかいな)。

ありがとうございます。まだ1問目ですがお疲れ様でした。主要なものはこれくらいかと。他にも大量の習作?が生まれては消えていきました。「いとまや」検定は間違っても開催されませんが、あしからず。長編書けない人みたいですが、そうではないことをきっと証明して見せます。
ええ、たった今、決意いたしました。

『随分急なのね?』

2.影響を受けた作家や絵師はいますか?

多過ぎて書けません。中国の志怪小説の語り口が好きで、模した作品も書いています。
ファンタジーとしてミヒャエル=エンデ、ル=グウィンが好きです。最近は『守人』シリーズも読んでいます。
再話もので小泉八雲。ショートショートなら星新一。内海隆一郎作品は何に分類されるのでしょうか?村上春樹も。
推理小説は江戸川乱歩(少年探偵団)、アガサ・クリスティ、宮部みゆき、加納朋子。
SFはウェルズ、ヴェルヌ、レイ・ブラッドベリ。
評論やエッセイは森本哲郎。

絵なら東山魁夷。……影響は受けていないのか。イラストはやぶうち優、杜真琴の影響があると思います。
影響だけならね……。
音楽は久石譲、エンヤ、ルナサ。
影きょ(略)



3.今まで描(書)いた中で一番楽しかったもの、大変だったものは?

想像しているうちが華でございます。

答えになってない。
唯一の例外が、『トルク』。3日で書き上げた、自分にとっては驚異の作品。
大変だったのは、『子猫シリーズ(語りの方)』でしょう。
「おはなし、おはなし」とにじり寄ってくるきょうだい達の期待を裏切る訳にはいかず、冷や汗かきながら語った9〜10歳の私。
「次はこんなんやんな!」「あのお話は?」あんたら鬼や。

年取ったら退化してないかって?では次に進みましょう。



4.作品を描(書)いていて変わった事、嬉しかった事、悩み事

悩み事:
発想に面白さがなくなる。文章に磨きをかけることにかまけるせいです。
だが、私には鬼のような(上記参照)きょうだいがついている!
彼らは面白くないと、そもそも読んでくれません。ただ、軽い話を書きたいときにはそれで良いのですが、重い話(語り口含む)の場合は参考になりません。
『Paper plane soldiers』は読むけど『草神記』は敬遠。そんな感じです。

似たような話を既に過去に書かれている場合。
時代は遡れない。

『生命の楽園』が最も衝撃でした。こんなん誰も書かへんやろと思ったら、数年後に「描かれて」いました。
それが立川恵さんの『夢幻伝説タカマガハラ』でした。
勿論、設定は全く違いますが、基本の、人を集めて世界を救う計画や、あるべき結末が余りに似ていたので、文字通り愕然としました。
但し結末は正反対でしたが(恐い小学生)。だからこそなのか、この話は好きでした(引越しでやむなく処分)。

嬉しかったこと。きょうだいの友人が、私が書いていると知らずに「この話好き」と言ってくれたことです。
我がマイペースを守る為にあえて正体を明かさなかったきょうだいよ、ありがとう。

変わったこと。漫画から文章に転向の傾向が強まったこと?何だそりゃ。

漫画は、全てにおいて大変です。ベタ!背景!顔顔!皆同じ顔!同じ人が違う顔!何年描いてんだ!



5.今までの作品の癖みたいなもの

癖ですか。それは即ち、

題名を思いついてそれから内容を考えるだとか始めと終わりの一文を書くためだけに内容を考えるだとか題名が思いつかずに記録媒体に無題で保存した挙句どれがどれかわからなくなったりだとか連作のつもりで題名だけ考えてなかなか進まず放置してあるだとか、登場人物が少ない上に登場人物に関する言及が不足しまくって誰が誰だか分からんと言われたりだとか恋愛色を出そうとしたら何故かみんなホラーになってしまったりだとか作中の突っ込みは作者の横暴だと抗議の声が上がりかねない作品がほとんどだとか登場人物を殺すに忍びないというのを推理小説を書かない理由に掲げているくせに結構死んでいるような気がするけどねと突っ込まれかねない話が多いだとか
登場人物がみんな同じ顔をしているだとか

そういう類のことですか?それとも(以下略)



6.アナログとデジタルではどちらが作品を創りやすいですか?

目が悪いのでアナログの方が(特に絵は)。字は書かないと忘れ去ってしまいますしね。



7.作品を描(書)く上での理想と現実

創作活動は、私にとっては生活そのもの。理想と現実を語る前に地に足が着いていなければなりません。残念ながら、今のところそういう状況にもありませんので、早々に脱したいところ。



8.作品を描(書)く上で学んだ教訓

設定表の作成。あと……背景もちゃんと書くこと。



9.これからチャレンジしたい事

伝記を書きたい(小説)。




10.次に回す歴史が知りたい5人
自分の状況を直視したり、反省材料としたり、用途はさまざま!
『そういうことだったの!』
先着五名様に、な、な、なんと助走なしでバトンが渡されるのです!
『大変!急がなきゃ!』
お見逃しなく!(衝撃音)


『大丈夫!?しっかりして!何があったの!』



長々とありがとうございました。ちなみにいとまやはこちらからこのバトンを強奪頂きました。

海リフ様
「海リフ」irumy様
オリジナル長編漫画サイト様です。

ちなみに
『』内科白は『Paper plane soldiers』より刑事ドラマのシーン